この記事のポイント
- クライアントサイド暗号化(CSE)を使うGoogle Workspace環境向けに、PowerPointファイルを暗号化されたGoogleスライドとしてインポート・変換できる機能がベータ提供されました(2026年9月24日 公式発表)
- ファイルはクライアント側で暗号化されたうえでWorkspaceにインポートされ、高い再現度でCSE対応のスライドに変換されます
- 対象はEnterprise Plus・Education Standard/Plus・Frontline Plus・Assured Controls・Assured Controls Plusなどの限られたエディション
- 現時点ではCSE Office Interopベータプログラムに登録済みの組織のみが対象。新規利用にはベータへの申し込みが必要です
1何ができるようになった?
クライアントサイド暗号化(CSE)は、Google側もデータを復号できない形でファイルを保護する、金融・医療・公共機関など規制業種向けのセキュリティ機能です。CSEを有効にした環境では、これまでMicrosoft Office形式のファイルをそのまま扱う際に制約がありました。
今回のアップデートで、PowerPointファイルをクライアント側で暗号化した状態のままWorkspaceにインポートし、高い再現度でCSE対応のGoogleスライドに変換できるようになりました。デザインやレイアウトを保ったまま、暗号化された状態でスライドを編集できます。
2対象と条件
公式ブログに記載されている条件は次のとおりです。
- 対象エディションはEnterprise Plus、Education Standard、Education Plus、Frontline Plus、Assured Controls、Assured Controls Plus
- 現時点で利用できるのは、CSE Office Interopベータプログラムにすでに登録している組織(即時リリース・計画的リリースの両ドメイン)
- 新規に利用したい組織は、**ベータプログラムへの申し込みと採用(承認)**が必要
- 管理者側でCSEの機能が有効になっていることが前提
新機能を自社でどう使うか、導入・設定とセットで無料相談を受け付けています。
無料相談を申し込む(入力30秒・営業電話なし)3使い方・設定
- 対象エディションのライセンスを保有していることを確認する
- 公式ブログのリンクからCSE Office Interopベータプログラムに申し込む
- 採用(承認)されると、登録済みドメインの利用者が機能を使えるようになる
- PowerPointファイルをインポートすると、自動的にCSE対応のGoogleスライドに変換される
申し込み方法の詳細は、記事末尾の出典(公式ブログ)を参照してください。
4中小企業への影響
クライアントサイド暗号化(CSE)は、業界規制や社内ポリシーで「Google自身もデータを見られない状態」を求められる組織向けの機能です。当社が支援している10名規模を中心とした中小企業では、CSEを導入しているケースは多くありません。
そのため今回の更新が直接関係する会社は限定的ですが、次のようなケースでは知っておく価値があります。
- 取引先や親会社の意向でCSE環境での業務を求められている会社
- 今後、業界の情報セキュリティ要件が厳しくなる可能性がある会社
- Microsoft Office形式のファイルとGoogle Workspaceを併用している会社
CSEの要否も含め、自社にどのセキュリティレベルが必要かの整理からご相談いただけます。
5よくある質問
Q1. どのエディションで使えますか?
公式ブログによると、対象はEnterprise Plus、Education StandardおよびPlus、Frontline Plus、Assured Controls、Assured Controls Plusです。
Q2. すぐに使えますか?
現時点ではCSE Office Interopベータプログラムに登録済みの組織のみが利用でき、新規に使いたい場合はベータへの申し込みと採用が必要です。
Q3. 何が変わりますか?
PowerPointファイルがクライアント側で暗号化されたうえでWorkspaceにインポートされ、高い再現度でクライアントサイド暗号化のGoogleスライドに変換されます。
