アップデート情報Gemini2026年10月1日公開・約5分で読めます

Gemini・Google WorkspaceにGemsに代わる新機能「スキル」が登場。Gemsは段階的に廃止へ

出典: Google Workspace Updates(公式ブログ)2026年9月30日発表・原文は英語
解説 鈴木悠雅(株式会社ふじサンバ 代表/Associate Google Workspace Administrator 取得)
10名規模の平均導入期間2週間契約継続率90%47都道府県対応

この記事のポイント

  • Gemini アプリとGoogle Workspaceに、**再利用可能なカスタム指示「スキル」**が新しく登場します(2026年9月30日 公式発表)
  • スキルはGemsに代わる機能で、今後数か月かけてGemsからスキルへの移行が進みます
  • Workspaceでは2026年10月5日、Geminiアプリでは2026年10月13日からスキルの展開が始まります
  • Gemsは2027年3月以降(教育機関は2027年6月以降)に順次廃止予定。社内でGemsを使っている場合は早めの状況把握がおすすめです

1何ができるようになった?

「スキル」は、Gemini アプリやほとんどのWorkspaceアプリでプロンプトを送るときに、いつでも呼び出せる再利用可能なカスタム指示です。例えば、ブログ記事の下書きを助ける「ブランドトーン」スキルや、授業準備の時間を節約する「指導案作成」スキルなどを作成でき、1つのプロンプトや会話の中で複数のスキルを組み合わせて使うこともできます。

スキルはGemsと異なり、統一されたチャットのやり取りの中にそのまま組み込めるため、複数のカスタム指示を同時に重ねて使えます。また、オープンな「SKILL.md」という標準形式で作られているため、他のプラットフォームで作ったスキルを、Gemini アプリやWorkspaceアプリにそのままコピーして使うこともできます。

なお、現時点ではスキルはGeminiアプリとWorkspaceアプリの間で自動的には同期されません。両方で使いたい場合は、それぞれで作成する必要があります。

2対象と条件

公式ブログに記載されている主な日程と条件は次のとおりです。

  • Workspaceでのスキル展開: 即時リリースドメインは2026年10月5日開始・10月12日ごろ完了見込み。計画的リリースドメインは2026年10月19日開始・11月中旬ごろ完了見込み
  • Geminiアプリでのスキル展開: 即時リリース・計画的リリースの両ドメインとも2026年10月13日開始、11月中旬ごろ完了見込み
  • 2026年11月17日: Gemsの表示場所がGeminiアプリの「設定」パネルに移動(作成・編集・利用は引き続き可能)
  • 2027年3月1日以降(ビジネス・エンタープライズ向け): Gemsの作成・編集・利用ができなくなり、設定パネルからも削除。Workspace Studioの「Gemsに質問」ステップを使ったフローも動作しなくなる
  • 2027年6月1日以降(教育機関向け): 同様にGemsが使えなくなり、Google ClassroomやGemini LTI対応のLMSからも利用できなくなる
  • GeminiアプリのスキルはすべてのGoogle Workspace顧客・個人のGoogleアカウント利用者が対象
  • WorkspaceのスキルはBusiness(Starter/Standard/Plus)、Enterprise(Starter/Standard/Plus)、教育向けアドオンのGoogle AI Pro for Education、その他アドオンのAI Expanded Accessが対象
  • Workspaceのスキルは18歳以上の利用者のみ対象。Geminiアプリのスキルは年齢を問わず利用可能

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3使い方・設定

  1. Geminiアプリまたは対象のWorkspaceアプリで、スキルを新規作成する
  2. 既存のGemsがある場合は、廃止を待たずに手動でスキルとして作り直すこともできる
  3. GeminiアプリとWorkspaceの両方で使いたいスキルは、それぞれの場所で個別に作成する

管理者向けには、スキルのオン・オフを切り替える設定(Workspace Studio・Gemini in Workspace向け)が用意されています。詳しい手順は、記事末尾の出典(公式ブログ)に掲載されているヘルプセンターのリンクを参照してください。

4中小企業への影響

社内でGemsを作って使っている会社(議事録フォーマットの整形、問い合わせ対応の下書きなど)は、今すぐ影響はありませんが、スケジュールの把握が必要です。

  • 2027年3月(教育機関は2027年6月)以降、既存のGemsは使えなくなるため、業務で使っているGemsがあれば棚卸しをしておくと安心です
  • 廃止後は残ったGemsが自動でスキルの下書きに移行されますが、内容の確認や手直しは必要になる可能性があります
  • WorkspaceとGeminiアプリの両方でスキルを使いたい場合は、それぞれで作り直す手間がある点は留意が必要です
  • 新しくカスタム指示を作る場合は、Gemsではなくスキルとして作成しておくのが今後は安心です

当社では、Gemini・Workspace Studioの活用設計や、既存のGemsからスキルへの移行についてもご相談を承っています。

5よくある質問

Q1. スキルとは何ですか?

公式ブログによると、スキルとはGemini アプリや主なWorkspaceアプリでプロンプトを送るときにいつでも使える、再利用可能なカスタム指示のことです。複数のスキルを1つのプロンプトや会話の中で組み合わせて使うこともできます。

Q2. Gemsはいつ使えなくなりますか?

公式ブログによると、ビジネス・エンタープライズ向けは2027年3月1日以降、教育向けは2027年6月1日以降に、Gemsの作成・編集・利用ができなくなる予定です(いずれも「それ以降」であり確定日ではありません)。それまでの間、2026年11月17日にGemsの設定場所がGeminiアプリの設定パネルに移動します。

Q3. 今あるGemsはどうなりますか?

公式ブログによると、廃止までの間はこれまでどおり作成・編集・利用できます。廃止後は、残っているGemsが自動的にGeminiアプリの下書きスキルに移行されます。希望する場合は、廃止を待たずに手動でGemsをスキルとして作り直すこともできます。

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