アップデート情報Google Voice管理コンソール2026年10月9日公開・約5分で読めます

Google Voiceの「Carrier Link」が14か国に拡大、現地キャリアの通話プランをそのまま使えるように

出典: Google Workspace Updates(公式ブログ)2026年10月8日発表・原文は英語
解説 鈴木悠雅(株式会社ふじサンバ 代表/Associate Google Workspace Administrator 取得)
10名規模の平均導入期間2週間契約継続率90%47都道府県対応

この記事のポイント

  • Google VoiceのCarrier Linkが、米国・カナダ・欧州の多くの国を含む14か国に新たに拡大されました(2026年10月8日 公式発表)
  • Carrier Linkは、認定された現地キャリアの電話番号・通話プランをGoogle Voiceに組み込んで使える仕組みです
  • 対象プランはGoogle Voice Starter/Standard/Premier
  • 海外に拠点やリモート従業員を持つ中小企業にとって、現地の電話番号をGoogle Voiceで一元管理しやすくなる更新です

1何ができるようになった?

Googleは2026年6月に、Google Voiceのサービスが単独では提供されていなかった20か国でCarrier Linkを開始しました。今回のアップデートで、米国・カナダ・欧州の多くの国を含む14か国にCarrier Linkが追加で提供されます。

これらの国では、これまでGoogleが提供する自社の通話プランでGoogle Voiceを契約することができました。今回の更新により、Google Voiceの操作性はそのまま使いながら、通話プランだけを現地キャリアから購入するという選択肢が増えます。

Carrier Linkは、SIP Linkの事前構成済みマルチテナント実装を利用しており、現地キャリアが提供する電話番号・通話プランを、クラウド電話システムとして簡単に組み込める仕組みです。通話料金の支払いは現地キャリアが扱うため、設定の手間を抑えて導入できます。自前の電話機用ハードウェアを用意せずに信頼できる通話環境を整えたい小規模企業に特に向いています。

今回拡大に協力したCarrier Linkパートナーは、Southlight Services、Gamma Communications、Tata Communications、Telefonica Global Solutionsの4社です。

2対象と条件(ここを確認)

公式ブログに記載されている条件は次のとおりです。

  • 対象プランはGoogle Voice Starter、Google Voice Standard、Google Voice Premierのいずれかを契約しているWorkspaceの顧客
  • 今回追加されたのは米国・カナダ・欧州の多くの国を含む14か国(具体的な国の一覧はGoogle Workspace管理者ヘルプの対応国ページに掲載)
  • 展開はRapid ReleaseドメインとScheduled Releaseドメインの両方を対象に、2026年10月8日から段階的に展開(機能が見えるようになるまで最大15日)
  • エンドユーザー側で必要な操作はありません

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3使い方・設定

  1. 管理者が、Southlight Services、Gamma Communications、Tata Communications、Telefonica Global SolutionsのいずれかのCarrier Linkパートナーに連絡する
  2. パートナー側でSIP Linkライセンスと電話番号を発行してもらう
  3. 発行された番号を、ユーザー・デスクフォン・自動応答(オートアテンダント)・リンググループに割り当てる
  4. エンドユーザーは追加の操作をせずに、割り当てられた番号でGoogle Voiceを使い始められる

設定の詳細は、記事末尾の出典(公式ブログ)に掲載されているGoogle Workspace管理者ヘルプの各ページを参照してください。

4中小企業への影響

このアップデートが直接関わるのは、米国・カナダ・欧州に拠点や取引先、リモート従業員を持つ中小企業です。現地の電話番号をGoogle Voiceで一元管理したい場合、今回追加された14か国では、現地キャリアとの通話プランをそのまま活かせる選択肢が増えました。

一方で、国内だけで事業を行っている会社にとっては、今回の更新の直接的な影響は限定的です。ただし、次のような場面では知っておく価値があります。

  • 海外拠点の新設・拡大を検討している会社:電話システムを新たに自社で構築せず、Google Voice+現地キャリアの組み合わせで立ち上げられる選択肢が増えます
  • 既に海外に拠点があり、電話システムの一元化を検討している会社:対応国が増えたことで、これまで対象外だった拠点もGoogle Voiceに統合できる可能性があります
  • Google Voiceを使っていない会社:今回の更新そのものに対応は不要です

当社では、47都道府県のお客様のGoogle Workspace導入を支援しており(10名規模の会社での平均導入期間は2週間、契約継続率は90%です)、海外拠点を持つお客様からGoogle Voiceの活用について相談を受けた際は、今回のような対応国の拡大状況も踏まえてご案内しています。

5よくある質問

Q1. Carrier Linkとは何ですか?

認定された現地キャリアの電話番号・通話プランを、Google Voiceの仕組み(SIP Linkの事前構成済みマルチテナント実装)に組み込んで使えるようにする機能です。設定の手間を抑えつつ、現地キャリアとの契約で通話料金を支払えます。

Q2. 今回どの国が追加されましたか?

公式ブログによると、米国・カナダおよび欧州の多くの国を含む14か国が追加されました。具体的な対象国の一覧はGoogle Workspace管理者ヘルプの対応国ページに掲載されています。

Q3. 利用するにはどうすればいいですか?

管理者がCarrier Linkパートナー(Southlight Services、Gamma Communications、Tata Communications、Telefonica Global Solutionsのいずれか)に連絡し、SIP Linkライセンスと電話番号の発行を受けます。エンドユーザー側で必要な操作はありません。

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