アップデート情報管理コンソールドライブAssured Controls2026年10月13日公開・約5分で読めます

Assured Controlsのルールに「分類ラベル」が指定可能に、ドライブのファイル単位でアクセス制御ができるように

出典: Google Workspace Updates(公式ブログ)2026年10月12日発表・原文は英語
解説 鈴木悠雅(株式会社ふじサンバ 代表/Associate Google Workspace Administrator 取得)
10名規模の平均導入期間2週間契約継続率90%47都道府県対応

この記事のポイント

  • Admin consoleのAssured Controlsのルールで、分類ラベルを条件にアクセス管理・アクセス承認ポリシーを設定できるようになりました(2026年10月12日 公式発表)
  • これまでは組織部門・グループ(ユーザー単位)でしか設定できなかった制御が、ドライブのファイル単位で可能になります
  • 対象はEnterprise PlusまたはFrontline Plusで、Assured ControlsまたはAssured Controls Plusアドオンを持つ組織
  • 展開は2026年9月30日から段階的に開始済み(最大15日)。エンドユーザー側の設定項目はありません

1何ができるようになった?

Admin consoleのAssured Controlsは、Googleサポート担当者によるアクセスを管理・承認制にする仕組みです。これまでは、アクセス管理・アクセス承認のポリシーをユーザー単位(組織部門やグループ)でしか指定できませんでした。

今回の更新で、ルールの条件にドライブのファイルに付けた分類ラベルを指定できるようになりました。公式ブログは、これを「より細かく、リソース(ファイル)を中心にした制御方法」と説明しています。

公式ブログが挙げている使い方の例は次のとおりです。

  • DLPとの連携:DLPルールが機密情報を検知したドライブのファイルに分類ラベルを自動付与し、そのラベルをAssured Controlsのルールの条件にして保護を発動させる
  • 地域ごとのデータ主権:「EU Restricted」「U.S. Restricted」のようなラベルを使い、ファイルの内容に応じてEUまたは米国のサポート担当者に限定する
  • 規制対象データの管理:「CJIS / IRS 1075」のようなラベルで、対応できる担当者を限定し、明示的なアクセス承認を必須にする。一方、同じユーザーが所有する未分類のファイルには影響しない

2対象と条件

公式ブログに記載されている対象エディションは次のとおりです。

機能 対象エディション・アドオン
アクセス承認のルールベース適用 Enterprise PlusまたはFrontline Plusで、Assured ControlsまたはAssured Controls Plusアドオンを持つ組織
アクセス管理のルールベース適用 Enterprise PlusまたはFrontline Plusで、Assured Controls Plusアドオンを持つ組織
  • ラベルを条件に使うには、事前に分類ラベルの作成が必要です
  • DLPルールを使った自動ラベル付与は任意(必須ではありません)
  • エンドユーザー側の設定項目はありません。管理者のみが設定します

展開は、即時リリース・計画的リリースの両ドメインで、2026年9月30日から段階的に開始済み(機能が見えるようになるまで最大15日)とされています。

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3使い方・設定

公式ブログは具体的な設定画面の操作手順までは示していません。設定の詳細はヘルプセンターの記事「Assured Controls rules for Access Management & Access Approvals」を参照するよう案内されています。大まかな流れは次のとおりです。

  1. 対象にしたいファイルの条件に合わせて分類ラベルを作成する(未作成の場合)
  2. 必要であれば、DLPルールで機密情報検知時に自動でラベルを付与する設定を行う
  3. Admin consoleのAssured Controlsで、分類ラベルを条件としたアクセス管理・アクセス承認ルールを作成する

4中小企業への影響

Assured Controlsは、Google社員がサポート対応などでデータにアクセスする際の管理・承認の仕組みで、対象エディションがEnterprise Plus・Frontline Plus+アドオンという、比較的大きな組織・規制業種向けの機能です。10名規模の中小企業では、この機能自体を使う場面は多くないと考えられます。

一方で、今回の更新が示す方向性(ユーザー単位の制御から、ファイルの分類ラベルによる制御へ)は、ドライブの分類ラベル機能そのものが今後も強化されていくことを示しています。分類ラベルは上位エディションの機能ですが、将来的に機密文書の取り扱いルールを整備する際の選択肢として、頭に入れておく価値はあります。

  • 現時点で対応が必要な中小企業は限定的:対象アドオンを契約していない組織は、設定変更の必要はありません
  • 規制業種(医療・金融・公共関連など)と取引がある会社は要注意:取引先からAssured Controls対応を求められる可能性があります
  • 分類ラベルの運用は今後広がる可能性:ドライブの機密ファイル管理を検討している会社は、分類ラベルの基本を early に理解しておくと移行がスムーズです

5よくある質問

Q1. 何が変わりましたか?

公式ブログによると、Assured Controlsのルールで、組織部門やグループに加えて、Googleドライブのファイルに付けた分類ラベルを条件にアクセス管理・アクセス承認ポリシーを設定できるようになりました。これまでユーザー単位でしか設定できなかった制御が、ファイル単位で可能になります。

Q2. 対象のエディションは?

アクセス承認のルールベース適用はEnterprise PlusまたはFrontline PlusでAssured ControlsもしくはAssured Controls Plusアドオンを持つ組織が対象です。アクセス管理のルールベース適用はEnterprise PlusまたはFrontline PlusでAssured Controls Plusアドオンを持つ組織が対象です。

Q3. 設定に何が必要ですか?

ラベルを条件にする場合は分類ラベルの作成が前提です。DLPルールを使って機密情報の検出時に自動でラベルを付与する運用も可能ですが、DLPルールの利用は必須ではありません。エンドユーザー側の設定項目はありません。

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